角行系文字フォント

角行系文字フォント概要

 角行系富士信仰(初期角行系・月行系・富士講・不二道・富士講系教派神道)にて使われる特殊な文字や富士講紋を、TrueTypeアウトラインのOpenTypeフォントとしました。
 独立行政法人情報処理推進機構様のIPAmjフォントに私用領域を追加して65535字として調整したものをベースとし、フォント作成ソフトFontCreatorTTEditを併用しています。
 使用者によって少しずつ形の異なる角行系文字を状況に応じて使い分けられるよう、多くの史料にあたって網羅しています。富士講紋は主に各地の石造物から採集しトレースとデフォルメを混ぜて作成しています。これらの紋のうち、所有者が明確なものについては各宗教法人および各団体から個別に許可をいただいております。許可をくださった各宗教法人・各団体には篤く御礼を申し上げます(その一々や許諾対象の詳細は「角行系文字フォント運用マニュアル」の謝辞と出典一覧をご覧ください)。
 角行系文字フォント(以下、「本フォント」)の目的は、角行系富士信仰に属する古文書や石造物の翻刻や出版を支援することです。従来、角行系富士信仰の担い手だけが使用してきた角行系文字は、長らく翻刻や出版の障害となってきました。古くは手書きで版面に文字を書き入れたり、活字を組み合わせて造字したり、あるいは個人で外字を作成するなどして対応されてきましたが、細かい差異があるにもかかわらず画一的なデザインにならざるを得なかったり、不自然な版面となってしまうといった弊害がありました。
 本フォントによってマイクロソフト社のワードを始めとするオフィススイート製品やアドビ社のソフト上で角行系文字を扱うことがより容易になることを期待しています(各社名や各製品名は登録商標です)。

 2015年9月の公開以来、OpenTypeフォント(postscriptベース・旧版)、TrueTypeフォント(新版)に続く二回目の仕様変更につき、前二版は最新版のみダウンロードできるように残しておきます。旧版と新版はフォント名と拡張子が異なりますが、現行の「OpenType版」は新版と同じファイル名と拡張子のため、既に新版をインストールしている環境では上書きになります。三つの版で割り当てているコードポイントはすべて同一です。

 フォントグリフのリストは【こちら】です。フォントがインストールされている環境ならばコピー後に置き換えることでペーストできます。

ダウンロード

 ダウンロードは下のリンクからできます。
 ブラウザによってはリンクをクリックしてもダウンロードが始まらないことがあります(chrome)。その時は右クリックして「名前をつけてリンク先を保存」から保存して下さい。
 また、ダウンロードしても「KakugyouKeiMojiMincho_[版の番号].zipを安全にダウンロードすることができません」などというメッセージが現れることがあります(Edge)。その時はウィンドウ右の「…」をクリックし「保存」を選択してください。「このファイルは安全にダウンロードできません」という失礼な(!)ウィンドウが開きますが「保持する」を選択するとダウンロードが完了します。このzipファイルにウイルスなどダウンロードしたPCを害したり、ダウンロードした人の個人情報を盗むようなプログラムはありません。
 ダウンロードが完了したらzipファイルをまず解凍してください。フォルダの中には

が同梱されています(版によって多少名前が異なる場合があります)。
 ご利用に際しては、readme.txt と角行系文字運用マニュアル.pdf をご熟読ください。インストールの方法から具体的な使い方、出典一覧などが記載されています。角行系文字や講紋を探すには、「ユニコードテーブル(索引付き).xlsx」が便利です。このエクセルファイルは、文字をコピー&ペーストで貼り付け、また講紋を検索するために用意したものですが、本フォントをインストールした後でないと正常に表示されませんのでご注意ください。索引の使用方法は上記マニュアルをご参照ください。ユニコードテーブル.pdfは上記エクセルファイルのPDF版ですが、索引シートは付属しません。拡張丸付き数字辞書.txtは51-114までの丸付き数字(明朝体・ゴシック体)を入力できるようにするためのものです。
 マニュアルなどフォント以外のファイルについては、フォントのバージョンに関係なく随時修正・改訂し、フォントの版数には影響しません。
 OpenType版以降は書体を明朝体一種とし、丸付き数字を除きゴシック体を制作する予定はありません。

OpenType版・OpenType(.ttf)
公開日版数リンク
2024/11/07026ダウンロード
2024/10/10025ダウンロード

版数は新版を引き継ぎます。またzipファイルでも45MB程度あり、新版022版に比べて約三倍の大きさがありますのでダウンロードには多少の時間が必要です。

新版・TrueType(.ttf)
公開日書体版数リンク
2023/12/14明朝022ダウンロード
旧版・OpenType(.otf)
公開日書体版数リンク
2017/06/11明朝010ダウンロード

webフォント版(OpenType版ベース)

 OpenType版65535字分をそのままWeb Open Font Format(.woff)フォントにしました。CSSとHTMLに記述することでホームページに富士講や富士塚のアイコンが使えるようになります。
 下からダウンロードし、zip形式のファイルを解凍してください。フォルダの中には

が同梱されています。
 ご利用に際しては、readme.txtをご熟読ください。CSSとHTMLへの書き方が記載されています。角行系文字や講紋を探すには、「ユニコードテーブル.pdf」が便利です。HTMLに貼り付けるべき16進数の表記も記載されています。
 フォントのバージョンに関係なく随時修正・改訂し、フォントの版数には影響しません。
 なお、今後の更新はベースとなるOpenType版の新版公開と同調しない予定です。

Web Open Font Format(.woff)
公開日ベースの版数リンク
2024/10/14025ダウンロード

webフォント版(TTF版ベース)

 TTF版から私用領域のみを抜き出してWeb Open Font Format(.woff)フォントにしました。CSSとHTMLに記述することでホームページに富士講や富士塚のアイコンが使えるようになります。
 下からダウンロードし、zip形式のファイルを解凍してください。フォルダの中には

が同梱されています(版によって多少名前が異なる場合があります)。
 ご利用に際しては、readme.txtをご熟読ください。CSSとHTMLへの書き方が記載されています。角行系文字や講紋を探すには、「ユニコードテーブル(HTML表記と索引付き).xlsx」が便利です。HTMLに貼り付けるべき16進数の表記も記載されています。このエクセルファイルは、文字をコピー&ペーストで貼り付け、また講紋を検索するために用意したものですが、同梱の.ttfフォントをインストールした後でないと正常に表示されませんのでご注意ください。索引の使用方法はTTF版に同梱されている上記マニュアルをご参照ください(webフォント版には付属しません)。ユニコードテーブル.pdfは上記エクセルファイルのPDF版ですが、HTML表記と索引シートは付属しません。
 フォント以外のファイルについては、フォントのバージョンに関係なく随時修正・改訂し、フォントの版数には影響しません。
 なお、今後の更新はベースとなるTTF版の新版公開と同調しない予定です。

Web Open Font Format(.woff)
公開日書体ベースの版数リンク
2019/02/10明朝008ダウンロード