丸山教について書かれた文献リスト

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  • 富士信仰のうち、丸山(―講、枎桑教―講社、―教会、―教)について書かれた文献を集めたものである。
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  • 排列の順は「刊年」の昇順とした。同じ年の中では順不同とする。多年にわたって刊行されている場合は刊行の初年を取り、摘要に期間を示した。
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  • 多巻ものには「巻号」を、逐次刊行物に掲載されたものには「収録誌」を、対象が図書でシリーズを持つものには「親書誌」を設けた。これらは煩を避けてソートできないようにした。
  • 補記は角がっこ「[ ]」で括った。
  • タイトル関連情報と責任表示の区切りは全角スペースとした。
  • 巻号や摘要内に掲げた章節の番号は全て算用数字とした。
  • 記事として挙げられているものは摘要にその章節の位置を示した。
  • 国立国会図書館に公開されているデジタル画像があるものは、摘要にそのURLを付した。URLは外部リンクとして機能する。
  • 教団やその関係者による刊行物は「教団刊行物」列に「★」のフラグを付した。ただし「教団」は必ずしも丸山(―講、枎桑教―講社、―教会、―教)を指していない。
  • 不足があるのは承知しているので適宜拡充していきたい。

丸山教について書かれた文献リスト

編著者 タイトル 巻号 収録誌 収録誌巻号 親書誌 親書誌巻号 出版者 刊年 教団刊行物 摘要
伊藤六郎兵衛原説 碬稲綺朮著 一即五成十化更始一 枎桑教会丸山講社 1879 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/815112/1
尾澤権左衛門 齋藤福太郎 漆原勇治郎編 心教述義 1-4 神道丸山本院 1885 1885-1887 3-4の編者は齋藤福太郎 漆原勇治郎 1-2は http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/815504/1 3-4は http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/815505/1
伊藤国吉編 神道丸山教会葬祭略式 [神道丸山教会] 1886 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/815651/1
志田又兵衛 神道丸山高砂教会所起因略記 [神道丸山高砂教会所] 1888 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/815652/1
伊東洋二郎 淫祠拾壹教會 其中堂書店 1894 「淫祠丸山教會」 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/815135
南波天岳 →南波登發 神道之腐敗 第1編 丸山教会之部 陽濤館 1895 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/815643
伊藤国義 神葬儀式 神道丸山教會本院 1899 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/815588/1
伊藤国義 葬祭器具便覧 神道丸山教會本院 1899 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/815723/1
藤田香陽 神道各教派の表裏 下村書房 1911 「丸山教」 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/963118/109
西川光次郎 霊験奇瑞神道教祖伝 永樂堂 1914 「丸山教々祖伊藤六郎兵衛」 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/908681
元木福治 丸山教御開山様の御日頃 丸山教會本院出版部 1923
元木福治 神道丸山教の道すぢ 丸山教會東京出張所 1926 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/921486
井野辺茂雄 富士の信仰 古今書院 1928 第6章3「丸山教」
元木福治 教友の面影 丸山教會東京出張所 1932
田中義能 神道丸山教の研究 神道御嶽教の研究 日本学術研究会 1939
柚利淳一 丸山教祖伝 丸山教本庁出版部 1955
原口清 借金党の指導者をたずねて 歴史評論 65 1955
元木福治 大石三郎平小傳 日のもと教団 1956 謄写版
河合小羊 明治初年より飯田の通りしあと 河合小羊 1958 謄写版 37「丸山教・天理教・金光教」
当麻成志 丸山教団の発展と土着化過程について 地理学評論 第31巻第8号 1958
原口清 静岡事件の社会的背景 民権運動の展開 明治史研究叢書 9 御茶の水書房 1958
伊藤睦男編 教祖さま 丸山教奉賛会 1959
伊藤六郎兵衛 →伊藤葦天 穂 伊藤葦天句集 俳句研究社 1959 「半自叙伝」 年譜あり
当麻成志 天竜河岸の1農村における宗教受容と地域構造の関係 地理学評論 第33巻第4号 1960
伊藤睦男編 丸山教を理解する 神光社 1961
伊東葦天 川崎風土記 川崎新聞社 1963 「庚申塔」
[伊藤葦天] 伊藤六郎兵衛画集 伊藤六郎兵衛画集刊行会 1966 伊藤葦天について記述あり
安丸良夫 ひろたまさき 「世直し」の論理と系譜 丸山教を中心に 上-下 日本史研究 85-86 1966
元木福治 丸山教静岡み組西ヶ谷騒動聞書 日の本教団 1968 謄写版
伊藤睦男 おさとしの話 丸山教本庁 1968
伊藤葦天 葦天随筆集 衣魚毛草舎 1969 伊藤葦天家について記述あり
伊藤葦天 稲毛郷土史 稲毛郷土史刊行会 1970 「庚申塔」「富士の丸山教祖」
神奈川県企画調査部県史編集室 丸山教本庁所蔵資料目録 神奈川県史編集資料集 第5集 神奈川県企画調査部県史編集室 1973
村沢武夫 丸山教の信者たち 伊那 昭和48年12月号 1973
角田益信 丸山講の碑と木札 あゆたか 第10号 1974
原口清 明治前期地方政治史研究 塙書房 1974 第2章第3篇4「丸山教」
見学玄編 [伊藤葦天] 多摩滸以後 伊藤葦天遺句集 いなげ句会 1975 「伊藤葦天小伝」あり
神奈川県企画調査部県史編集室編 神奈川県史 資料編14 近代・現代(4) 文化 神奈川県 1976 第7編「丸山教文書」
[伊藤六郎兵衛] 丸山教祖真蹟御法お調べ 上-下 丸山教本庁 1977
神奈川県企画調査部県史編集室編 神奈川県史 資料編13 近代・現代(3) 社会 神奈川県 1977 第1編第3章「丸山教の社会救済思想」
正木敬二 東海と伊那 商品流通と政治・文化交流 正木敬二 1978 第4[章]8[節]3「丸山教の布教」
丸山教本庁 丸山教祭儀礼典教範 丸山教本庁 1978
江村栄一 丸山教 民俗宗教と社会 講座日本の民俗宗教 5 弘文堂 1980
神奈川県県民部県史編集室編 神奈川県史 通史編4 近代・現代(1) 政治・行政1 神奈川県 1980 第1編第3章3「丸山教の開教」
神奈川県県民部県史編集室編 神奈川県史 各論編3 文化 神奈川県 1980 第3編3「丸山教の成立と展開」
小田急電鉄 小田急五十年史 小田急電鉄 1980 「向ヶ丘遊園地の開設」に伊藤家の記事
原口清 新聞集成・静岡県貧民党 静岡県近代史研究 第6号 1981
志田気吹 丸山教信心行の話 人生万燈開き 丸山教本庁 1981
長野県編 長野県史 近代史料編第10巻(1)宗教 長野県史刊行会 1982 文書番号404、406、409、410、414、419、436、440、443、462に丸山教会文書
村上重良 国家神道と民衆宗教 吉川弘文館 1982
平野日出雄 丸山教の告発状 明治初期の民衆宗教弾圧と民権運動 静岡県近代史研究会会報 41号 1982
編集部 [角田益信] 伊藤葦天先生の執筆目録 1-3 あゆたか 第19号-第21号 1982 1982-1984 各末尾に「(文責・角田)」とあり
佐々木千代松 民衆宗教の源流 丸山教・富士講の歴史と教義 白石書店 1983
江村栄一 自由民権革命の研究 叢書・歴史学研究 法政大学出版局 1984
武田安弘 原畜期民衆宗教の展開過程 長野県下「神道丸山教」の場合 信濃 第36巻第9号 1984
鈴木正行 近代日本形成期民衆宗教の地域的展開 遠州地方における丸山教を中心に 静岡県近代史研究会会報 90号 1986 「3月卒論発表会レジュメ」とあり
伊藤睦男 一天一筋の道 丸山教解義シリーズ 第1巻 丸山教本庁 1988
安丸良夫 民衆運動 日本近代思想大系 21 岩波書店 1989 「丸山教」として史料集あり
静岡県 静岡県史 資料編17 近現代2 静岡県 1990 第3編第2章第4節「丸山教の流行」
奥武則 <近代>と民衆 丸山教を素材とした一試論 社會科學討究 第36巻第3號 1991
静岡県教育委員会文化課県史編さん室編 田代・小河内の民俗 静岡市井川 静岡県史民俗調査報告書 第14集 静岡県 1991 全戸が丸山教信徒の静岡県静岡市井川地区小河内集落について
伊藤睦男 昔はいまだ生はかわらん 丸山教解義シリーズ 第2巻 丸山教本庁 1992
静岡県 静岡県史 資料編24 民俗2 静岡県 1993 第5編第4章「丸山教と神葬祭」
静岡県 静岡県史 通史編5 近現代1 静岡県 1996 第2編第2章「丸山教の「世直し」」
宮家準 修験道と日本宗教 春秋社 1996 「修験突破型」として丸山教を分類
小滝透 神々の目覚め 近代日本の宗教革命 春秋社 1997 第7章「神々の饗宴」
伊藤睦男 永遠の命への歩み 丸山教解義シリーズ 第3巻 丸山教本庁 2000
白井禄郎 世なおし丸山教 鮮やかな人生観・社会観 川崎研究 第39号 2001
小林謙光 心字富士について 富士信仰研究 第2号 2001
中嶋信彰 丸山教文書『天明海天 文明開化 大模取組』の翻刻と考察 富士信仰研究 第2号 2001
芳賀登 丸山教開祖伊藤六郎兵衛と世直し その救済観を中心として 風俗史学 22号 2003
八木正編集総括 地の神一心行者の歩み 丸山教祖・伊藤六郎兵衛尊師の生涯 丸山教祖百十天祭記念出版 丸山教本庁 2004 劇画 お調べの影印あり
ジャン=ピエール・ベルトン 幕末維新期における千年王国、言葉、エクリチュール <神道>はどう翻訳されているか 神道・日本文化研究国際シンポジウム 第2回 國學院大學21世紀COEプログラム 2004 「21世紀COEプログラム 神道と日本文化の国学的研究発信の拠点形成」 丸山教の用語をどのように翻訳すべきかの考察
芳賀登 わが学問の原点と現状 芳賀登著作選集 別巻 雄山閣 2004 「丸山教開祖伊藤六郎兵衛と世直し その救済観を中心として」
小澤浩 民衆宗教と国家神道 日本史リブレット 61 山川出版社 2004 「1生き神教祖の誕生」に伊藤六郎兵衛の記述あり
角田益信 登戸の富士塚と丸山教祖 稲田ニュース 2006年2月号(第561号) 2006
安丸良夫 文明化の経験 近代転換期の日本 岩波書店 2007 第1章「生活思想における「自然」と「自由」」、第4章「民衆運動における「近代」」、補論1「民衆宗教と「近代」という経験」
鈴木正行 近代社会成立期における民衆運動の一断面 遠州地方の丸山教の展開を中心に 静岡県近代史研究 第33号 2008
鈴木正行 民衆思想と近代天皇制国家の支配秩序 丸山教の世直し・世直りに着目して 今川氏とその時代 地域研究と歴史教育 清文堂 2009
大谷正幸 角行系富士信仰 独創と盛衰の宗教 岩田書院 2011 第5部「丸山教」1-5
永岡崇 富士講的妄想力の近代 現代思想 第41巻第14号 2013
鈴木正行 近代民衆思想史研究から教科内容開発への展開 歴史研究を踏まえた教科開発学の構築をめざして 愛知教育大学大学院・静岡大学大学院教育学研究科 共同教科開発学専攻 2014 学位論文 第1章「近代成立期の民衆思想の展開」
練馬区立石神井公園ふるさと文化館編 特別展富士山 江戸・東京と練馬の富士 練馬区立石神井公園ふるさと文化館 2015 第4章(4)「丸山富士登山講」
井上征夫 巻頭写真津久井道(登戸道)往古点描 あゆたか 第54号 2016 「2榎戸庚申塔」に丸山教による祭礼の様子あり
H. バイロン・エアハート, 井上卓哉訳 富士山 信仰と表象の文化史 慶應義塾大学出版会 2019 原書名"Mount Fuji : icon of Japan" 宮家準監訳 第13章「富士山と新宗教」